屋上緑化の四季

屋上緑化の導入には、設計価格と荷揚げ費、電気・水道料金などの維持管理費が必要となります

屋上緑化の種類としては、セダム・芝などの草本類による「平面的緑化」、草本類に灌木や喬木といった木本類を加えた「立体的緑化」、水辺環境やニッチなどが多く配置されたビオトープ緑化があります。

これらの建設費は、屋上緑化の規模、土壌厚、植物の種類などによって変化しますが、設計価格で、各々20,000~30,000円/㎡、30,000円/㎡程度から、40,000円/㎡程度から、とすることができます。

なお、この設計価格の中には、荷揚げ費は含まれていません。荷揚げには、揚重機代、玉掛け要員や安全対策のための警備員などの労務費がかかるので、見積もり時には荷揚げ費を見込む必要があります。

屋上緑化の維持管理費には、水道料金、電気料金、植栽および設備の管理費用があります。水道料金に関しては、セダム類などでは無灌水方式も可能なため、水道料金を0円にすることもできます。

立体的緑化では一般に灌水が必要ですが、雨水を効果的に利用することで水道使用量を抑えることができます。また、ビオトープ緑化では、植物への灌水に加え、蒸散による水辺息への水補給も必要となります。

電気料金に関しては、平面的緑化や立体的緑化ではほとんどかかりませんが、ビオトープ緑化では、循環水を用いて小川を流す場合では、揚水ポンプの電気料金が必要となります。

次に植栽および設備の管理費用に関しては、施設内清掃、潅水装置点検、除草、剪定・刈り込み、施肥、病害虫防除などの項目があり、平面的緑化では300~1,600円/㎡/年、立体的緑化で2,000~4,500円/㎡/年、ビオトープ緑化ではこれと同等以上の植栽および設備の管理費用が必要となります。

近年は、東京などの大都市を中心に、屋上緑化の補助金制度も充実してきていますので、一度ご検討なされてはいかがでしょうか。

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屋上緑化の方法とその選定
方法は、適用する建物の用途だけでなく、緑化目的、費用など施主あるいは設計者の要望などによって変化し、草本類による「平面的緑化」、草本類と木本類による「立体的緑化」、野鳥や虫などの生息空間を含む「ビオトープ緑化」の3種類に分類することができます。

セダム緑化
耐乾燥性の強いベンケイソウ科などのセダム類による、土壌厚35~70mm前後と非常に薄く、30~60kg/m2と非常に軽く、一般的には水遣りを必要としないローメンテナンス、ローコストの屋上緑化で、雨水の流出抑制効果、環境改善効果が期待できます。

薄層緑化システム
非常に薄型で軽量な緑化システムは薄層緑化システムとよばれ、荷重条件が厳しい建物でも維持管理の容易な緑化などの目的として開発されました。セダム類以外にも芝生やコケを利用したものがあります。

屋上緑化に適した植物
防風対策や軽量土壌などを用いて植栽基盤を確保すれば、たいていの植物を植えることは可能です。乾燥に強い植物として、セダム類、イヌツゲ、サザンカ、ハイビャクシン、ノシバ、コノテガシワ、マツバギク、ローズマリーなどがあります。

屋上緑化に使用する土壌
基本的には軽量土壌を使用し、人工地盤などでは改良土壌を使用します。それでも土壌厚が充分に確保できない場合では保水性の高い軽量土壌を使用します。現地発生土を使用する場合には検査を行い適切なものに改良する必要があります。

屋上緑化の助成金・補助金制度
助成金を受け取るためには、必ず工事前に申請が必要となります。助成の対象、内容及び条件などは、各自治体によって大きく異なりますので、リンク先でご確認ください。