屋上緑化の四季

植栽基盤を確保すれば、たいていの植物は屋上緑化に使用することが可能です

屋上に樹木を植える際、大きくなる樹木は荷重などの点から適しません。また、背の高い草花は風で倒れやすいので注意する必要があります。

そのほかは地上の場合と同様に、計画地の気象条件や自然環境条件に適した樹木の中から、積載荷重条件や植栽基盤の厚さ、樹木の成長度、搬入などを考慮して樹種および形状を選びます。

植栽する植物は、防風対策や軽量土壌などを用いて植栽基盤を確保すれば、たいていの植物を植えることは可能です。

乾燥に強い植物として、セダム類、イヌツゲ、サザンカ、ハイビャクシン、ノシバ、コノテガシワ、マツバギク、ローズマリーなどがあります。

屋上の植栽計画で注意することは、風害やメンテナンスを考慮して、1階の人口地盤では町並みを形成するような高木を植栽し、低層部の屋上では中高木のある緑化で、上にいくに従い灌木類主体、グラウンドカバー主体となるような計画を立てることが望ましいとされています。

また、植え方としては、外周部に風や乾燥に強い樹木を植えて風をさえぎり、内部に草花などを植栽します。枯れ枝や実の落下による怪我などを防止するため、高木や実のなる樹木はやや内側に配置することが重要です。

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屋上緑化の方法とその選定
方法は、適用する建物の用途だけでなく、緑化目的、費用など施主あるいは設計者の要望などによって変化し、草本類による「平面的緑化」、草本類と木本類による「立体的緑化」、野鳥や虫などの生息空間を含む「ビオトープ緑化」の3種類に分類することができます。

セダム緑化
耐乾燥性の強いベンケイソウ科などのセダム類による、土壌厚35~70mm前後と非常に薄く、30~60kg/m2と非常に軽く、一般的には水遣りを必要としないローメンテナンス、ローコストの屋上緑化で、雨水の流出抑制効果、環境改善効果が期待できます。

薄層緑化システム
非常に薄型で軽量な緑化システムは薄層緑化システムとよばれ、荷重条件が厳しい建物でも維持管理の容易な緑化などの目的として開発されました。セダム類以外にも芝生やコケを利用したものがあります。

屋上緑化に使用する土壌
基本的には軽量土壌を使用し、人工地盤などでは改良土壌を使用します。それでも土壌厚が充分に確保できない場合では保水性の高い軽量土壌を使用します。現地発生土を使用する場合には検査を行い適切なものに改良する必要があります。

屋上緑化の導入コスト(費用)
規模、土壌厚、植物の種類などによって変化しますが、設計価格で、各々20,000~30,000円/㎡、30,000円/㎡程度から、40,000円/㎡程度から、とすることができます。

屋上緑化の助成金・補助金制度
助成金を受け取るためには、必ず工事前に申請が必要となります。助成の対象、内容及び条件などは、各自治体によって大きく異なりますので、リンク先でご確認ください。