屋上緑化の四季

セダム緑化は水遣りを必要としないローメンテナンスの軽量薄層タイプの屋上緑化です

セダム(sedum)とはラテン語の「座る」に由来し、岩石や壁に着生することにちなんで命名されたベンケイソウ科(写真参照)に属した植物です。乾燥に強く、繁殖力が大きいため切れた茎を放置しても容易に活着します。

セダム緑化とは、このセダム類による、土壌厚35~70mm前後と非常に薄く、30~60kg/㎡と非常に軽く、一般的には水遣りを必要としないローメンテナンス、ローコストの軽量薄層タイプの屋上緑化で、雨水の流出抑制、環境改善効果が期待できます。

単植ではメキシコマンネングサが使われているが、厳しい環境条件を考えるとメキシコマンネングサ、マルバマンネングサ、モリムラマンネングサなどの混植が望ましいとされています。

日当たりのよい場所で使用し、高温多湿と雪に弱いのが特徴です。また、セダム緑化は100%被覆することはなく、70%前後の被覆率が一般的で、繁茂市や過ぎると蒸れにより病気にかかりやすくなります。

基本的には、降雨のみで灌水の必要はありません。除草は手抜き除草を年2~3回行なうと綺麗なセダムガーデンになります。施肥は緩効性肥料を秋に散布します。風が強い場所では土壌を補給する必要があります。

屋上緑化では、荷重制限があるため土壌を薄くする必要があります。しかし、薄い土壌では食物が根を充分に張ることができないため、特に夏場の乾燥や高温に耐えられず、木本、草本食物の生育が悪く枯れやすいという問題がありました。

また、荷重補強工事は費用がかかることから、木本、草本による屋上緑化は普及しておらず、乾燥に強く薄層の土壌でも充分育成でき、さらにローコストで維持管理が可能なこのセダム緑化が広く普及しています。

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屋上緑化の方法とその選定
方法は、適用する建物の用途だけでなく、緑化目的、費用など施主あるいは設計者の要望などによって変化し、草本類による「平面的緑化」、草本類と木本類による「立体的緑化」、野鳥や虫などの生息空間を含む「ビオトープ緑化」の3種類に分類することができます。

薄層緑化システム
非常に薄型で軽量な緑化システムは薄層緑化システムとよばれ、荷重条件が厳しい建物でも維持管理の容易な緑化などの目的として開発されました。セダム類以外にも芝生やコケを利用したものがあります。

屋上緑化に適した植物
防風対策や軽量土壌などを用いて植栽基盤を確保すれば、たいていの植物を植えることは可能です。乾燥に強い植物として、セダム類、イヌツゲ、サザンカ、ハイビャクシン、ノシバ、コノテガシワ、マツバギク、ローズマリーなどがあります。

屋上緑化に使用する土壌
基本的には軽量土壌を使用し、人工地盤などでは改良土壌を使用します。それでも土壌厚が充分に確保できない場合では保水性の高い軽量土壌を使用します。現地発生土を使用する場合には検査を行い適切なものに改良する必要があります。

屋上緑化の導入コスト(費用)
規模、土壌厚、植物の種類などによって変化しますが、設計価格で、各々20,000~30,000円/㎡、30,000円/㎡程度から、40,000円/㎡程度から、とすることができます。

屋上緑化の助成金・補助金制度
助成金を受け取るためには、必ず工事前に申請が必要となります。助成の対象、内容及び条件などは、各自治体によって大きく異なりますので、リンク先でご確認ください。