屋上緑化の四季

屋上緑化には自然土壌と、パーライトやピートモスなどを混入して軽量化した改良土壌を使用します

屋上緑化に使用する土壌には、黒土などの良質な自然土壌と、パーライトやピートモスなどを混入して軽量化した改良土壌、自然土壌を含まない保水性の高い資材を主成分とした人口軽量土壌があります。

改良土壌は良質土にパーライトとピートモスまたはバーク堆肥を容積比で7:2:1、5:4:1の割合などで混合した土壌です。

軽量土壌には、成分から分類すると無機質系人口軽量土壌、有機質混合人口軽量土壌、有機質系人口軽量土壌があります。

各種の軽量土壌が開発されていますが、有機質人口軽量土壌の場合、有機質が分解することにより窒素飢餓と地盤地価の恐れが生じるため、一般的には他の二つが適しています。

比重から分類すると、比重が0.6~0.8の土壌改良資材を主成分とした既存建物屋上等を考慮した人口軽量土壌と、火山砂利やリサイクル資材などを主成分とした比重が約0.9前後の人口軽量土壌があります。あまり軽量なものは飛散する問題があります。

また、養分要求量は造園樹木と草花では異なります。一般的に野菜が最も養分要求量が多く、次に草花、ハーブ、家庭果樹、花木、針葉樹の順になります。

一方、屋上などでは樹木があまりに大きく成長すると、荷重負荷や剪定作業などの問題が生じるため、植栽する食物に適した土壌を選ぶことが管理に影響することになります。

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屋上緑化の方法とその選定
方法は、適用する建物の用途だけでなく、緑化目的、費用など施主あるいは設計者の要望などによって変化し、草本類による「平面的緑化」、草本類と木本類による「立体的緑化」、野鳥や虫などの生息空間を含む「ビオトープ緑化」の3種類に分類することができます。

セダム緑化
耐乾燥性の強いベンケイソウ科などのセダム類による、土壌厚35~70mm前後と非常に薄く、30~60kg/m2と非常に軽く、一般的には水遣りを必要としないローメンテナンス、ローコストの屋上緑化で、雨水の流出抑制効果、環境改善効果が期待できます。

薄層緑化システム
非常に薄型で軽量な緑化システムは薄層緑化システムとよばれ、荷重条件が厳しい建物でも維持管理の容易な緑化などの目的として開発されました。セダム類以外にも芝生やコケを利用したものがあります。

屋上緑化に適した植物
防風対策や軽量土壌などを用いて植栽基盤を確保すれば、たいていの植物を植えることは可能です。乾燥に強い植物として、セダム類、イヌツゲ、サザンカ、ハイビャクシン、ノシバ、コノテガシワ、マツバギク、ローズマリーなどがあります。

屋上緑化の導入コスト(費用)
規模、土壌厚、植物の種類などによって変化しますが、設計価格で、各々20,000~30,000円/㎡、30,000円/㎡程度から、40,000円/㎡程度から、とすることができます。

屋上緑化の助成金・補助金制度
助成金を受け取るためには、必ず工事前に申請が必要となります。助成の対象、内容及び条件などは、各自治体によって大きく異なりますので、リンク先でご確認ください。