屋上緑化の四季

ヒートアイランドは都市部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象です

ヒートアイランド現象とは、コンクリートに覆われた都市部に熱がたまり、郊外に比べて気温の高い分部分が島状にできる現象のことをいいます。気温が同じところを線で結んで地図上に描いてみると、下の写真(資料:環境庁「ヒートアイランド現象の実態解析と対策のあり方について」 )のようにように見えます。

環境庁の調査より

東京の年平均気温は、1900年を過ぎた頃から年々上昇を続け、過去100年で約2.9℃上昇しました。他の大都市の平均上昇気温約2.4℃、中小規模の都市の平均上昇気温約1℃に比べて大きな上昇値といえます。

1981年には30℃を超えた時間が160時間程度であったのに対し、1999年には350時間以上にもなっており、熱射病で病院に運ばれる人が年々増えているのもうなずけます。また、ヒートアイランドは都市部で上昇気流を生み、「ゲリラ豪雨」とも呼ばれている集中豪雨の原因にもなっています。

ヒートアイランドによる気温の上昇は都市の生態系にも大きな影響を与えています。これは日本の都市には存在しなかった動植物が生息している現象からも見てとれます。

2000年以降、都市部では新しい高層ビルが次々とオープンしています。2003年前後の新設ビルのピークは、バブル経済時を上回るとされています。都市再生の名の下に進められる開発事業は都市の環境をますます悪化させる可能性があります。