夏季の建物への熱の流入を大きくカットすることができます。屋上のコンクリート面は夏季の強烈な日射を受けると表面温度が60℃前後にまで上昇してしまいます。そのため、熱が屋上コンクリート層を伝わって最上階の室内に流入してしまいます。
屋上コンクリート層の下面または上面に断熱層が設けられている場合でも熱の流入は制御できますが、温度差があることに変わりはないため、じわじわと屋内側に熱は流入し続けています。
さらに、夕方になって外が涼しくなり始めても、断熱層があるために屋内に入った熱は外に出て行かず屋内にこもるため、冷房装置を稼動させて強制的に熱を屋外に出すことが必要となります。
屋上緑化を行なっている場合、植物層が光合成のために日射エネルギーを使用したり、また、植物の葉から水が蒸散して気化熱が消費されるため、植物相の下では、気温は外気と同程度または少し下回ります。そのため、屋上コンクリート層への熱の伝達量は著しく小さくなり、屋内への熱の流入量はほとんどゼロになります。
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